1400年頃〜 | ルネサンス ↓ | |
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1550年頃〜 | マニエリスム ↓ | |
1600年頃〜 | バロック ↓ | |
1700年頃〜 | ロココ ↓ |
ロココ
ロココ様式の特徴をひとことで言うと、「ベルサイユのばら」。
厳しくストイックな生活を強いたルイ14世が1715年に逝去し、ルイ15世が即位すると、王侯貴族の間では開放的で享楽的な時代がはじまりました。
芸術分野では、プッサンを代表とするフランス古典主義の堅苦しい画風は廃れ、貴族の寝室に飾る官能的・装飾的で軽く開放的なロココが生まれました。
ロココの重要人物は画家ではなく、ルイ15世に寵愛された愛人のひとり、ポンバドゥール侯爵夫人。
夫人はサロンを開き、啓蒙思想家や芸術家と交流しパトロンとなった。
ロココはフランス革命による王権の失脚まで続く。
雅宴画(がえんが:宴を描いた)、閨房画(けいぼうが:寝室や婦人の居間の様子を描いた)の時代でもある。
ヴァトー
アントワーヌ・ヴァトー 1684年〜1721年 フランス
アカデミー会員になるために描いた作品『シテール島への巡礼』が高く評価されるが、アカデミーにはふさわしいジャンルがなく、新しいジャンル「雅宴画(フェート・ギャラント)」が作られた。
ロココを代表する画家となったが、36歳の若さで死去した。
フランソワ・ブーシェ
フランソワ・ブーシェ 1703〜1770年 パリ ロココ
ポンバドゥール侯爵夫人をはじめ王侯貴族の人気を集めた宮廷画家で、特に婦人たちの寝室を飾る官能的な絵画を多く描いた。ロココを代表する画家のひとり。
フラゴナール
ジャン・オノレ・フラゴナール 1732年〜1806年 フランス ロココ
ロココを代表するとともにロココ時代の最後を飾る画家。