1800年頃〜 | ロマン主義 ↓ | 新古典主義 ↓ |
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写実主義 ラファエル前派 ↓ | 象徴主義 ↓ | |
印象主義 ↓ | ↓ | |
新印象主義 ↓ | ↓ | |
ポスト印象主義 ↓ | ||
1900年頃〜 | キュビスム ↓ | フォーヴィスム ↓ |
抽象主義 ↓ | 表現主義 ↓ | |
ダダイスム ↓ | シュルレアリスム ↓ | |
コンセプチュアル・アート | 抽象表現主義 |
アール・ヌーヴォー
19世紀末のフランスではラファエル前派や象徴主義、ジャポニスムから強い影響を受けたアール・ヌーヴォーが生まれます。
「新しい芸術」を意味するアール・ヌーヴォーは、絵画だけではなく建築や工芸に多くの作品をのこします。
アール・ヌーヴォーの著名な芸術家に、画家のアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(フランス)、グラフィック・アートのアルフォンス・ミュシャ(チェコ)、建築家のアントニ・ガウディ(スペイン)、ガラス工芸のエミール・ガレ(フランス)。
ミュシャ
アルフォンス・ミュシャ 1860年〜1939年 チェコ アール・ヌーヴォー
アール・ヌーヴォーといえばミュシャというくらい、アール・ヌーヴォーの代表者として活躍した。
ミュシャは挿絵やポスターで有名であるが、それだけではなくスラヴ民族活動の集大成として超大作「スラヴ叙事詩」を仕上げた。

ミュシャの出世作にしてポスター画家としての出発点となった作品。
1894年クリスマス、人気女優の舞台ポスターを元旦までに仕上げて欲しいと印刷業者に依頼が入った。
イラストレーターは休暇中で、対応できるのは当時挿絵画家として糊口を凌いでいたミュシャしかいなかった。
ミュシャが仕上げたこのポスターは大人気となり、人気女優サラ・ベルナール本人もいたく気に入り、サラの専属デザイナーとして華々しいポスター画家の人生をスタートさせた。

ミュシャが描いたカレンダー用の絵画で、美しい女性と華麗な装飾を組み合わせた「ミュシャ様式」の代表作。
スラヴ叙事詩
『スラブ叙事詩』はミュシャが1910年から1928年にかけて手がけた20作の連作。
チェコ出身のミュシャは、「汎スラブ主義」というスラブ民族の統一を目指す運動をしており、その集大成としてこの大作を制作した。

ミュシャが描いたカレンダー用の絵画で、美しい女性と華麗な装飾を組み合わせた「ミュシャ様式」の代表作。

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