木造菩薩半跏像(伝如意輪観音)(もくぞうぼさつはんかぞう)
分類 | 国宝 |
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ジャンル | 美術品・彫刻 |
時代 | 飛鳥 |
構造・形式等 | 木造 樟材 |
国宝指定年月日 | 1951年06月09日 |
所有者 | 中宮寺 |
安置場所 | 中宮寺本堂 |
所在・エリア | 奈良県斑鳩エリア |
ホームページ | http://chuguji.jp/about/index.html#1 |
京都広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像と並び称される飛鳥仏の傑作。
如意輪観音としてあがめられているが、如意輪観音であるのか、弥勒菩薩であるのか、あるいは聖徳太子の思惟の姿を彫り込んだものであるのか、定かではない。
現在は全体がつややかな漆黒に輝いているが、元々はどのような姿であったのかも不明。
飛鳥時代の作でありながら、飛鳥仏に特徴的な正面重視の平面感がなく、360度どこからみても美しい。
全体に固さがなく丸みを帯びしなやかで、聖徳太子中宮の尼寺であった中宮寺の本尊に相応しい。
現在は池に囲まれたコンクリート製の本堂に安置され、ひんやりと静かな環境で拝観し、本佛と向き合うことができる。
中宮寺菩薩半跏像の写真
※ 小川晴暘 (1894-1960)『上代の彫刻』朝日新聞社、1942年(保護期間満了)※ Japanese Temples and their Treasures, Vol.2, 1910 (Shimbi Shoin)(保護期間満了)