【国宝仏像】日光・月光菩薩立像【東大寺ミュージアム】の解説と写真
塑造〈日光仏/月光仏〉立像(東大寺ミュージアム)(そぞうにっこうぶつがっこうぶつりゅうぞう) 分類 国宝 ※2躯で1件の国宝指定 ジャンル 美術品・彫刻 時代 奈良 構造・形式等 塑像 国宝指定年月日 1952年03月2 […]
塑造〈日光仏/月光仏〉立像(東大寺ミュージアム)(そぞうにっこうぶつがっこうぶつりゅうぞう)
分類 | 国宝 ※2躯で1件の国宝指定 |
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ジャンル | 美術品・彫刻 |
時代 | 奈良 |
構造・形式等 | 塑像 |
国宝指定年月日 | 1952年03月29日 |
所有者 | 東大寺 |
安置場所 | 東大寺ミュージアム |
所在・エリア | 奈良公園 |
像高、日光菩薩206.3ccm、月光菩薩206.6cm。
法華堂に安置される他の諸仏とは造像形式が異なり(他は乾漆造)伝来が定かではないが、近年の調査で本尊である不空羂索観音立像が立つ二重須弥壇に過去に塑像が乗っていたらしい痕跡が発見され、乾漆仏だけが法華堂に安置されていたわけではないことは確定している。
像容は梵天と帝釈天に近いが、寺では日光菩薩と月光菩薩として伝わっている。
戒壇堂の四天王とともに奈良の塑像彫刻を代表する傑作。
武神である四天王と静かに祈りを捧げる菩薩、対照的な特徴をもつ塑像彫刻がどちらも残り目にすることができるのは奇跡的であろう。
以前は東大寺法華堂にて不空羂索観音立像の脇侍として安置されていた仏像で、現在は東大寺ミュージアムに安置されている。
日光菩薩・月光菩薩の写真
※みな古い写真なので法華堂安置時のものです
月光菩薩
※ Japanese Temples and their Treasures, Vol.2, 1910 (Shimbi Shoin)(保護期間満了)※ 小川一真『東京国立博物館 研究情報アーカイブス』1888年(保護期間満了)※ 小川一真『東京国立博物館 研究情報アーカイブス』1888年(保護期間満了)※ 小川一真『東京国立博物館 研究情報アーカイブス』1888年(保護期間満了)
※ 文化財保護委員会『国宝事典』便利堂、1961年(保護期間満了)
日光菩薩
※ 上野直昭『上代の彫刻 -日本美図絵3-』河出書房、1954年(保護期間満了)