【国宝仏像】如意輪観音【京都大原野願徳寺】の解説と写真

木造菩薩半跏像(伝如意輪観音)(もくぞうぼさつはんかぞう) 分類 国宝 ジャンル 美術品・彫刻 時代 平安 構造・形式等 木造 国宝指定年月日 1947年02月19日 所有者 宝菩提院 安置場所 宝菩提院願徳寺本堂 所在 […]

木造菩薩半跏像(伝如意輪観音)(もくぞうぼさつはんかぞう)

分類 国宝
ジャンル 美術品・彫刻
時代 平安
構造・形式等 木造
国宝指定年月日 1947年02月19日
所有者 宝菩提院
安置場所 宝菩提院願徳寺本堂
所在・エリア 京都大原野

京都の大原野にある小さな寺院に安置された国宝仏像。
「伝如意輪観音」と「伝」とあるように、「如意輪観音」と伝わっているだけで実際どのような尊名で造像されたのか定かではない。
その姿から菩薩であるのは間違いないが、如意輪観音が持つ法輪を持たず、腕も6本ではなく2本であり、如意輪観音ではないと考えられる。
どのような尊名であろうともこの仏像の美しさに代わりはなく、右足を下げた半跏像の菩薩彫刻として必見の仏像である。

観光客も少ないが真冬を除き常時拝観できる。
私は1度だけ伺ったことがあるが、本像を前にお寺の方がその由緒や縁起を説明してくださった。
まるで歌う朗読のようなご説明で、渋くいい声も相まって、美しい仏像と共に素敵な時間を過ごさせて頂いた。

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