【国宝仏像】誕生釈迦仏【東大寺ミュージアム】の解説と写真

【国宝仏像】誕生釈迦仏【東大寺ミュージアム】の解説と写真

東大寺開設のときから用いられてきた「誕生釈迦仏」

銅造誕生釈迦仏立像(どうぞうたんじょうしゃかぶつりゅうぞう)

分類 国宝
ジャンル 美術品・彫刻
時代 奈良
構造・形式等 銅造
像高47.0cm
国宝指定年月日 1952年11月22日
所有者 東大寺
安置場所 東大寺ミュージアム
所在・エリア 奈良公園

灌仏会の時に用いられる誕生釈迦仏像で、甘茶を受けるための灌仏盤もそろって伝わっている希少な作例。
大仏開眼の時の東大寺灌仏会のために造られたと考えられ、童子をかたどった天平彫刻としても貴重。

※灌仏会:釈尊の誕生祝いの法会。誕生釈迦仏に甘茶を注ぐ儀式が行われる。一般には「花まつり」として親しまれている。
甘茶を注ぐようになったのは江戸時代からで、以前は香油を注いでいた。

銅造誕生釈迦仏立像が立つ「銅造灌仏盤」も国宝に指定されている。

誕生釈迦仏立像の写真

todaiji-tanjyoushaka-main--N1.jpg
※ 文化財保護委員会編『国宝事典』株式会社便利堂、1961年(保護期間満了)

todaiji-kanyjouban-shaka--z3.jpg※ 仏像研究会『日本仏像図説』二松堂書店、1934年(保護期間満了)todaiji-kanjyouban-bon--z3.jpg※ 仏像研究会『日本仏像図説』二松堂書店、1934年(保護期間満了)

記事をシェアする