木造〈天燈鬼/竜燈鬼〉立像(もくぞうてんとうきりゅうとうきりゅうぞう)
分類 | 国宝 ※2躯で1件の国宝指定 |
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ジャンル | 美術品・彫刻 |
時代 | 鎌倉 1215年 |
構造・形式等 | 桧材、寄木造、彩色、玉眼 像高:天燈鬼像78.2cm、龍燈鬼像77.8cm |
国宝指定年月日 | 1954月03年20日 |
所有者 | 興福寺 |
安置場所 | 興福寺国宝館 |
所在・エリア | 奈良公園エリア |
ホームページ | http://www.kohfukuji.com/property/cultural/104.html |
仏像好きな方は、四天王像などに踏まれている「邪鬼」をみたことがあると思う。
本作はその邪鬼が立ち上がったような珍しい作品。
デフォルメされたようなユーモラスな姿は仏像として異例の作品でもある。
龍燈鬼(文化財登録名は「竜燈鬼」)は運慶の息子である康弁(庚弁)の造像で、当初は西金堂に安置されていた。
2躰を1セットとして造像されたことが、その姿からもわかる。
龍燈鬼の眉毛は鉄板で出来ていて、龍の背びれには動物の皮が使われている。
どちらも灯篭は当初のものではない。
天燈鬼・龍燈鬼も、慶派の代表的な作品として仏像ファンに人気が高い。
2017年は東京国立博物館の「運慶展」にも出展される。
天燈鬼・龍燈鬼の写真
※ Japanese Temples and their Treasures, Vol.3, 1910 (Shimbi Shoin)(保護期間満了)
※ 『東京国立博物館 研究情報アーカイブス』明治期撮影(保護期間満了)