乾漆〈梵天/帝釈天〉立像(法華堂安置)(かんしつぼんてんたいしゃくてんりゅうぞう)
分類 | 国宝 ※2躯で1件の国宝指定 |
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ジャンル | 美術品・彫刻 |
時代 | 奈良 |
構造・形式等 | 脱活乾漆造 像高:梵天403.0cm、帝釈天401.5cm |
国宝指定年月日 | 1952年03月28日 |
所有者 | 東大寺 |
安置場所 | 東大寺法華堂(三月堂) |
所在・エリア | 奈良公園 |
東大寺法華堂の本尊である不空羂索観音立像の両脇侍として安置される2体の仏像。
本尊の不空羂索観音と同じ脱活乾漆造。
帝釈天は鎧の上に袈裟をまとっている。
装飾もなく静かな表情でありながら、その巨大な姿からか威厳のようなものも感じる。
異形の姿をもつ本尊と、シンプルを極めたような両脇侍は実によく調和している。
梵天/帝釈天の写真
右が梵天、左が帝釈天 ※ 文化財保護委員会編『国宝事典』株式会社便利堂、1961年(保護期間満了)
帝釈天 ※ 『上代の彫刻 -日本美図絵3-』河出書房、1954年(保護期間満了)
梵天 ※ 『上代の彫刻 -日本美図絵3-』河出書房、1954年(保護期間満了)
安置場所の記事

【国宝建築】東大寺法華堂(三月堂) の解説と写真集
法華堂はお堂自体が国宝指定。奈良時代と鎌倉時代の建物が融合した珍しいお堂