世界の名画ランキング:西洋絵画100選+20選・41位から50位まで10選

世界の名画ランキング:西洋絵画100選+20選・41位から50位まで10選

大人の教養として知っておきたい世界の名画120選をランキング形式でご紹介。この記事では41位から50位までを絵画画像と説明つきでご紹介します。

大人の教養として知っておきたい世界の名画120選をランキング形式でご紹介。
この記事では41位から50位までを絵画画像と説明つきでご紹介します。

41位 ゴッホ「タンギー爺さん」

フィンセント・ファン・ゴッホ『タンギー爺さん

ゴッホとジャポニスム。ゴッホと画材屋のおじいさん。

絵画の題名タンギー爺さん
絵画の作者フィンセント・ファン・ゴッホ(オランダ)
美術様式ポスト印象主義
絵画の制作年1887年頃
絵画の画材油彩、カンヴァス
絵画の寸法92cm × 75cm 
絵画の所蔵ロダン美術館(フランス、パリ)

ゴッホの肖像画の代表作。
後ろには歌川広重らの浮世絵が描かれ、ゴッホとジャポニスムの関係が最もよくわかる作品。
タンギー爺さんはパリの画材屋兼画商で、ゴッホら売れない画家たちを支援して彼らに愛された人物で、ゴッホの葬儀に参加したわずか12名の中に入るなどゴッホと深い交流があった。

42位 レオナルド・ダ・ヴィンチ「受胎告知」

レオナルド・ダ・ヴィンチ『受胎告知

聖母マリアの懐胎を告げるシーンをダ・ヴィンチ流に表現

絵画の題名受胎告知
絵画の作者レオナルド・ダ・ヴィンチ(イタリア)
美術様式盛期ルネサンス
絵画の制作年1472年〜1473年
絵画の画材油彩、板
絵画の寸法98cm × 217cm 
絵画の所蔵ウフィッツィ美術館(イタリア、フィレンツェ)

メッセンジャーである大天使ガブリエルが聖母マリアが救い主を懐胎したことを告げる「受胎告知」。
多くの芸術家に非常に多く描かれた「受胎告知」を、ダ・ヴィンチはマリアの驚きを抑えて表現した。
遠景にはキリストが活動したガリラヤ湖がみえる。

43位 フェルメール「絵画芸術」

ヨハネス・フェルメール『絵画芸術

フェルメールが絵画に対して多くの意味を込めた寓意画

絵画の題名絵画芸術 または 絵画の寓意、画家のアトリエ
絵画の作者ヨハネス・フェルメール(ス)
美術様式オランダ・バロック
絵画の制作年1666年〜1667年
絵画の画材油彩、カンヴァス
絵画の寸法120cm × 100cm 
絵画の所蔵ウィーン美術史美術館(オーストリア、ウィーン)

絵画とは現実を写すのではなく豊富な知識により現実を昇華させる崇高なおこないである。というフェルメールの考えがストーレトにあらわれた寓意画。
画家が描くカンヴァス上の月桂冠は、モデルの実際の月桂冠とは形が異なる。
モデルの少女はギリシャ神話の学芸の女神クレイオー(CLIO)。手にする書物は知識や歴史、トランペットは名声、月桂冠は勝利を意味している。
「光の魔術師」の異名のとおり、光の演出により主題を引き立たせる手腕が見事。
アドルフ・ヒトラーのコレクションとなっていたことでも知られる。

44位 フラゴナール「ぶらんこ」

ジャン・オノレ・フラゴナール『ぶらんこ

不倫を描いたロココを代表するエロティック絵画

絵画の題名ぶらんこ
絵画の作者ジャン・オノレ・フラゴナール(フランス)
美術様式ロココ
絵画の制作年1767年頃
絵画の画材油彩、カンヴァス
絵画の寸法81cm × 64cm 
絵画の所蔵ウォレス・コレクション(イギリス、ロンドン)

誰もが子ども時代にやったブランコに乗って靴を飛ばす遊びをする軽やかで明るい女性。
後ろにいるのは女性の夫、左にいるのは女性の愛人。
左にあるキューピッド像は「しーっ」という仕草で秘め事をあらわしている。

45位 ベラスケス「ラス・メニーナス」

ディエゴ・ベラスケス『ラス・メニーナス

天才宮廷画家が描く宮廷の一場面

絵画の題名ラス・メニーナス
絵画の作者ディエゴ・ベラスケス(スペイン)
美術様式バロック
絵画の制作年1656年
絵画の画材油彩、カンヴァス
絵画の寸法318cm × 276cm 
絵画の所蔵プラド美術館(スペイン、マドリッド)

「女官たち」を意味するラス・メニーナス。
マルガリータ王女とその女官たちを描いた集団肖像画。
こちらを向いている画家はベラスケス本人。
鏡に映る夫妻は王女の両親である国王夫妻。
暗い画面に光を当てて対象を際立たせる劇的なバロック絵画を代表する集団肖像画。

46位 セザンヌ「サント・ヴィクトワール山」

ポール・セザンヌ『サント・ヴィクトワール山

画法を模索する画家が描いた故郷の山

絵画の題名サント・ヴィクトワール山
絵画の作者ポール・セザンヌ(フランス)
美術様式ポスト印象主義
絵画の制作年1885年〜1887年頃
絵画の画材油彩、カンヴァス
絵画の寸法59.7cm × 72.4cm 
絵画の所蔵フィリップス・コレクション(アメリカ、ワシントン)

セザンヌが幾度となく描いた故郷の山サント・ヴィクトワール。
この作品は、印象派を離れたセザンヌが独自の画風を追求している時期に描かれた。
左右手間に松の大木を配し、額縁のようにヴィクトワール山を囲んでいる斬新な構図。

47位 ダヴィッド「皇帝ナポレオン1世と皇后ジョセフィーヌの戴冠式」

ジャック・ルイ・ダヴィッド『皇帝ナポレオン1世と皇后ジョセフィーヌの戴冠式

戴冠式の様子をほぼ等身大で細密に描く歴史画

絵画の題名皇帝ナポレオン1世と皇后ジョセフィーヌの戴冠式
絵画の作者ジャック・ルイ・ダヴィッド(フランス)
美術様式新古典主義
絵画の制作年1805年〜180年
絵画の画材油彩、カンヴァス
絵画の寸法629cm × 926cm 
絵画の所蔵ルーヴル美術館(フランス、パリ)

1804年にパリのノートルダム大聖堂でおこなわれたナポレオンが皇后に戴冠する戴冠式を描く。
作者は新古典主義の巨匠ダヴィッド。
横幅10メートル弱の大作で人物はほぼ等身大、鑑賞者が実際にその場にいるかのような臨場感を与える。
製作依頼をしたのはナポレオン自身で、完成作を大変気に入ったという。

48位 マネ「草上の昼食」

エドゥアール・マネ『草上の昼食

印象派の父が描く絵画の転換点となった裸婦像

絵画の題名草上の昼食
絵画の作者エドゥアール・マネ(フランス)
美術様式写実主義
絵画の制作年1862年〜1863年
絵画の画材油彩、カンヴァス
絵画の寸法208cm × 264.5cm 
絵画の所蔵オルセー美術館(フランス、パリ)

マネの代表作にして西洋絵画の転換点のひとつともなった作品。
神話や聖書ではなく現実の女性を裸で描くことは不道徳でありタブーであるとされていたため、多くの批判にされされたが、芸術家たちへの影響は大きく、モネ、セザンヌ、ピカソなどがオマージュを受けた作品を描いている。
女性のみが裸体で男性が着衣なのは女性が娼婦であるからともみられる。

49位 ミケランジェロ「最後の審判」

ミケランジェロ・ブオナローティ『最後の審判

天国へ昇る者、地獄へ落ちる者、そしてキリスト

絵画の題名最後の審判
絵画の作者ミケランジェロ・ブオナローティ(イタリア)
美術様式盛期ルネサンス
絵画の制作年1536年〜1541年
絵画の画材フレスコ、壁画
絵画の寸法1440cm × 1330cm 
絵画の所蔵ヴァチカン美術館(ヴァチカン市国)

「最後の審判」キリストが再臨し、生前のおこないを審判され、天国と地獄へと振り分けれらるこの世の最後の日。
画面向かって左側には天国に登る善人たち、右側には地獄に落ちる悪人たち、そして真ん中に再臨したキリスト。
システィーナ礼拝堂の祭壇画として、非常にわかりやすい構図で描かれた。
彫刻家でもあったミケランジェロらしい筋骨隆々な肉体美が特徴的。

50位 ルノワール「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢」

ピエール=オーギュスト・ルノワール『イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢

数奇な運命をたどった最も美しい肖像画

絵画の題名イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)
絵画の作者ピエール=オーギュスト・ルノワール(フランス)
美術様式印象派
絵画の制作年1880年
絵画の画材油彩、カンヴァス
絵画の寸法65cm × 54cm 
絵画の所蔵ビュールレ・コレクション(スイス、チューリッヒ)
2021年10月〜 チューリッヒ美術館(スイス、チューリッヒ)所蔵

最も美しい印象派の肖像画として有名で、ルノワールの持ち味でもある楽しそうで幸せそうになる肖像画の頂点。
顔だけは印象派ではなく従来の技法で描かれている。
幸せそうな絵画が得意なルノワールは当時上流階級の人々の肖像画を多く描いたが、本作もそのうちの1枚で当時8歳のイレーヌ嬢を描いた。

第二次世界大戦時にナチス・ドイツに略奪されるが、戦後74歳になっていたイレーヌ本人に返還された。
後に競売に出され、ナチス・ドイツに武器を売っていた元武器商人のビュールレが入手した。
イレーヌの娘も孫もアウシュビッツでナチス・ドイツに殺害されている。

ちなみにビュールレが収集した美術品の数々は、ビュールレ死後は財団として設立された私設美術館ビュールレ・コレクションにて公開されていたが、2015年に閉館。
2021年10月からはチューリッヒ美術館に新設される別館にて展示される。

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