ヒエロニムス・ボス『快楽の園(三連祭壇画)』

ヒエロニムス・ボス『快楽の園(三連祭壇画)』

フラ・アンジェリコ『受胎告知』を詳しく解説。

1505〜16年頃 油彩 板 中央パネル220×195cm 左右220×97cm マドリード プラド美術館

シュルレアリスムや現代芸術を思わせる作風で、知らずに本作を見れば500年前のルネサンス期に描かれた作品であるとは思えない。
後生の画家にも大きな影響を与えた彼と彼の作品は、現在でも大きな謎に満ちている。

左翼ではエデンの園で生まれたばかりのエヴァをキリストがアダムに引き合わせている。
中央では多くの人物と実在または幻想の動植物が描かれ、性的な暗示が満ちている。
右翼では飢餓と疫病が蔓延し、堕落した人間が堕ちる地獄が描かれる。
「終末説」が流行した当時の社会不安を背景に、ボスが人類の罪を描いたとも見られている。

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