常識として知っておきたいクレジットカードの基礎知識 クレカ入門

常識として知っておきたいクレジットカードの基礎知識 クレカ入門

大人の常識として知っておきたいクレジットカードの仕組みや基礎知識。おすすめのクレジットカードやクレジットカードの選び方も。

クレジットカードとは

クレジットカードとは、その場で現金を支払わないでショッピング等をすることができるカードです。
店頭やネットショップ、公共料金や電話代、旅行代など、クレジットカードは様々な支払いをすることができます。

特にネットショッピングでは、代金を銀行から振り込んだり、コンビニに支払いにいかなくても、その場で支払いが終了するため、とても便利にスピーディーにお買い物を楽しむことができます。

使用した代金は後日まとめて支払うことになりますが、お買い物のたびにポイントが貯まったり、買った物に盗難保険が自動で付いたり、なによりとても便利なので多くの方が利用されています。

この記事では、大人として知っておきたいクレジットカードの基礎知識、クレジットカードの常識を身につけることができます。

クレジットカードの仕組み

クレジットカードのcreditには信用という意味があります。
この人は後で払ってくれるという信用が、その場に現金がなくてもお買い物をできる理由となります。
その信用をしているのは誰かというと、お店ではなくクレジットカードを発行している会社(以下「クレジットカード会社」という)です。

クレジットカードはどこでも利用できるわけではなく、クレジットカードを利用できるのはクレジットカード会社と契約(直接または代理店を通して)をしているクレジットカード加盟店(以下「加盟店」という)です。
クレジットカードでお買い物をすると、クレジットカード会社から加盟店に後日代金が支払われます。 私たちクレジットカード利用者は、後日クレジットカード会社に口座振替等でその代金を支払います。
加盟店はクレジットカード会社が支払ってくれると信用していて、クレジットカード会社は私たち利用者が後日支払ってくれると信用しているので、この仕組みが成り立つわけです。

このため、クレジットカード会社は信用できる人に、信用できる利用枠(限度額)のクレジットカードを発行することになります。利用枠とは、この人なら100万円まで使っていいですよ、というような信用の度合いでもあります。

クレジットカードはそれぞれ利用枠を決めたうえで発行されます。利用していくうえで信用が増していくと、利用枠を増やしたりできることもあります。
クレジットカードを発行してもらうときには、利用代金を引き落として貰う銀行等の口座を登録します。

利用料は毎月その口座から自動引き落としされます。
支払い日は、月末締めの翌26日払い、15日締めの翌10日払い、などクレジットカードにより異なり、選択できる場合もあります。
月末締めの翌26日払いであれば、1ヶ月間に利用した金額を、翌月の26日(土日祝の場合次の平日)にまとめて支払うことになります(利用が全部1回払いの場合)。

クレジットカード会社の利益

ここまででレジットカードの仕組みは簡単にわかりましたが、クレジットカード会社はどこから利益を得ているのでしょうか。
先にみた一連のショッピングの流れの中で、クレジットカード会社は大きくわけて3通りの利益を得ることができます。

1.クレジットカード利用手数料

私たちクレジットカードの利用者は、ショッピングの際に手数料を払うことはありません。
現金1,000円で買えるものは、クレジットカードでも1,000円で買うことができます。
クレジットカード利用手数料」が何かというと、このとき物を売ったお店(加盟店)がクレジットカード会社に支払う手数料となります。
クレジットカード会社や契約により異なりますが、だいたい3%〜5%くらいの手数料を加盟店が支払っています。
私たちがクレジットカードで1,000円のお買い物をすると、30円とか50円とかが加盟店からクレジットカード会社に支払われることになります。

この手数料はお客さんに肩代わりさせてはいけないので、「クレカ払いなら代金1割増し」みたいなことは禁止されていて「加盟店規約違反」といいます。
ほかに「加盟店規約違反」となる例としては、「ランチはクレカ利用できません」とか「クレカ利用は5,000円から」といった制限があります。

つまり、加盟店はお客さんがクレジットカードで支払うと、手数料の分だけ現金で支払ってもらった時よりも利益が少なくなります。それなのにどうして加盟店はクレジットカード会社と契約してクレジットカードを利用できるようにしているのかというと、単純にそのほうがお客さんが多く来るし、使う金額も多くなると見込んでいるから、となります。

2.利息(クレジットカードの支払方法)

クレジットカードを利用して支払いをすると、利用した金額に利息がつくことがあります。
いつも利息がつくわけではなく、利用分の支払い方法によります。

次の支払い方は利息がかかりません。

・1回払い:利用した金額を次の支払日に全額支払う
・2回払い:利用した金額を次とその次の支払日に分割して支払う
・ボーナス払い:利用した金額を次のボーナス月に全額支払う

※締日や処理状況によっては、次の支払日ではなく初回が次の次の支払日になることもあります。

次の支払い方法は利息がかかります。

・分割払い:利用した金額を3回以上に分けて支払う
・リボ払い:決められた一定の金額を支払い終えるまで毎月支払う(「リボルビング払い」の略)

このほか、支払いが遅れてしまう延滞をした場合にも、延滞利息金がかかることがあります。

3.年会費

クレジットカードによっては、年会費がかかるカードがあります。
年会費がないクレジットカードも多くありますが、クレジットカードのランクが高いカードは年会費がかかることが多いです。

例えば、普通のカードは年会費0円。ゴールドカードは年会費10,000円。プラチナカードは年会費50,000円といった具合です(あくまで例です。年会費はそれぞれのクレジットカードにより異なります)。

クレジットカードの審査と発行

利用者の信用で発行されるカードなので、クレジットカード発行の際には「審査」があります。
クレジットカードの利用手数料がクレジットカード会社の収入になるので、クレジットカード会社としてはできるだけいっぱい使って欲しいのですが、使った分をきちんと支払ってくれないと困ります。

クレジットカード会社は、この人は使ったお金をきちんと支払ってくれるだろうか、いくらまでなら問題なく支払ってくれるだろうか、と審査をして、発行OKとなったらクレジットカードに利用限度額を設定して発行します。

クレジットカード発行の審査の内容は会社により異なりますが、大まかに以下の内容があります。

信用情報

「信用情報機関」という、クレジットカードや借金にかかわる情報が記録されている機関があります。

※利用者はクレジットカード発行契約の際に、信用情報機関に情報を登録することを許諾しています。

クレジットカード発行を申し込んできた人の、他社を含めた借入の状況、過去に支払いが滞ったことはないか、ほかにクレジットカードを申し込んでいるか、などの情報をクレジットカード会社は確認できます。

クレジットカードの利用履歴はこの信用情報機関に登録されるので、支払いが滞ることが続いたり、逆に毎回使用してきちんと支払っていたりという履歴が、他社でクレジットカードを発行する際の審査にも影響します。

本人の属性

本人の職業、勤務先、勤続年数、年収、借家か持ち家か、家族構成など、本人の「属性」を調べます。

多くは自己申告ですが、勤務先に電話をして在籍確認をしたり、条件によっては年収証明(源泉徴収票や確定申告書、納税通知書など)の提出が必要なこともあります。

例えば、収入が安定している公務員で勤続10年以上であれば、失業して支払えなくなるという可能性は低いですし、年収が高ければその分多く利用しても支払う能力が高く、限度額を高く設定しても大丈夫、と判断します。

極端にいうと、年収200万円で限度額500万円のプラチナカードを申し込んでも審査が通らないのは誰にでもわかります。
家族構成や持ち家かどうか等は、万が一支払えない状況となった時にも頑張って支払ってくれるか、逃げてしまわないかどうか、といった点で重要となります。

信用が大事なので、クレジットカードは18歳以上しか申し込めません。
ゴールドカードやプラチナカードなどは、30歳以上などの年齢制限を設けていることも多いです。

属性が低い人が限度額が高くステータスが高いプラチナカードのようなクレジットカードが欲しいときは、最初は自分の身の丈にあったカードを発行してもらい、利用を繰り返して履歴を作り信用を高めていくことが重要です。

この履歴のことを俗にクレヒス(クレジットカード・ヒストリー)と言ったりします。

社内の情報

クレジットカード会社は、信用情報機関だけではなく社内で独自の情報を持っていることがあります。
その人と過去に社内で取引があれば、その履歴が残っています。
信用情報機関の情報は数年前(主に5年)までしか閲覧できませんが、社内の情報であれば制限はありません。
情報というのは、支払いが遅れた等の悪い情報だけではなく、毎回滞りなく支払ってくれている等のいい情報もあります。

毎月ある程度の金額を使ってくれて、毎回きちんと支払ってくれている、という履歴が貯まっていけば、クレジットカード会社としては信用できる利用者にはもっと使って欲しいということで、限度額をアップしたり、プラチナカード等ランクの高いクレジットカードに招待(インビテーションといいます)したりします。

クレジットカード会社はこのような審査をおこない、クレジットカードを発行するかどうか、限度額を幾らに設定するかを決めます。
このため、クレジットカード発行の申込からクレジットカードが手元に届くまで、数日から2週間くらいかかります。
クレジットカード発行の申込は郵送や店頭などがありますが、店頭とインターネットからの申込が早いようです。

最近では、クレジットカード番号や必要な情報だけを即日教えてくれるクレジットカードが登場しました。
カードが手元になくても、番号等があればネットショッピング等では利用できます。

三井住友カード NL」(NLはナンバーレス)というカードです。

なんと券面(カード自体)にも番号が書いていないクレジットカードで、「即日発行」という申し込んだその日に使えてしまう制度もあるクレジットカードです。 番号を盗み見られることがなく紛失した際にも安心なので、ナンバーレスカードは今後増えていくことが予想されます。

キャッシング

クレジットカード本来の機能ではないですが、オプションとしてキャッシングを付けることが出来るカードも多いです。

キャッシングとは、現金を借りること。 クレジットカード発行の際にキャッシングのオプションを付けると、クレジットカードを使って、コンビニのATM等で現金の借入ができます。

限度額はクレジットカードと別枠の場合もありますし、クレジットカードの限度額に含める場合もあります。
例えば、キャッシング限度額は50万円でクレジットカードの限度額が100万円の場合、それぞれ別で合計150万円の場合と、合計100万円でうち50万円をキャッシングに使ってもいい、という場合があり、クレジットカードによって異なります。
キャッシング機能を付けると、クレジットカードの審査が少し厳しくなると言われています。

リボ払いとは

通常クレジットカードの支払い方法には、1回払い、2回払い、分割払い、ボーナス払いがあります。
商品を購入したりする際に、「1回払いで」とか支払い方法を決めます。
これら1回払い、2回払い、分割払い、ボーナス払いの支払い方法は、クレジットカードを利用するときにいつ幾ら払うのか決まっています。

1回払いなら、締め日が来た後次回の支払いで全額支払います。
例えば、末締め翌26日払いで6月中に使用したなら、7月26日に全額支払うことになります。

分割払いで例えば3回払いで6月中に使用したなら、7月26日、8月26日、9月26日の3回に3等分して支払います(26日が土日祝ならずれます)(分割払いは利息が付くので支払い総額は増えます)。

一方リボ払い(リボルビング払い)の場合は、支払う回数が決まっていません。
毎支払い日ごとに、決めた金額を支払うことになります。
例えば、毎回リボ払い3万円と決めていたら、全額払い終えるまで毎月3万円ずつ支払う方法です。
リボ払いは利息が付きますので、毎回支払う3万円に利息がプラスされた金額を支払う場合と、利息を含め3万円の支払いとなる場合があり、契約により異なります。

クレジットカードのメリット

クレジットカードにはさまざまなメリットがありますが、代表的なものをまとめました。

様々な引き落とし日をまとめることができる

公共料金や月払いのサービスなどの利用料金を銀行口座引き落としにしていると、それぞれ引き落とし日が異なるため、口座残高を常に気にする必要があります。常にたくさん残高があれば問題ないですが。。

これらをクレジットカード払いにすることで、月に1回のクレジットカード引き落とし日にだけ口座残高を気にすればいいようにできて、家計管理がシンプルになります。

利用明細が家計簿に役立つ

クレジットカードはいつどこで幾ら使ったのか記録されて、利用者も明細で確認できるので、家計簿を付けるのに便利です。

利用明細は郵送される場合と、ネットで閲覧出来る場合があり、今はネット明細が主流です。

ただしクレジットカードの明細には「何に使ったのか」は記載されていないため、税法上の領収書の代わりにはなりません。

公共料金や税金の支払いにも使える

公共料金や税金がクレジットカードで支払えるかどうかは、お住まいの自治体により異なります。

国税はすべてクレジットカード払いが可能ですが、地方税である固定資産税や自動車税は自治体次第です。
ただし税金なので、特例としてクレジットカード利用手数料は利用者が支払うことになります。

電気料金や電話代は、まず間違いなくクレジットカード払いに対応しています。
ガスや水道代は、ガス会社や自治体により異なります。

このほか、国民年金保険料はクレジットカード払いが可能で、国民健康保険は自治体により異なります。

ポイントがもらえる

クレジットカードで支払いをすると、支払った金額に応じてポイントが貯まり、このポイントをクレジットカード支払いに充当したり、電子マネーにチャージしたり、商品と交換したりできることが多いです。

幾ら使うと幾らポイントが貯まるのかを、ポイント還元率といいます。

ポイント還元率が0.5%であれば、10,000円のお買い物をすると、50円分のポイントが貯まります。

ポイント還元率は0.5%が多いみたいですが、クレジットカードにより異なりますし、貯まったポイントを何に使えるのかもクレジットカードにより異なります。

0.5%というのは少ないようにも思いますが、公共料金や年金、食材等いつものお買い物をクレジットカード払いにするだけでポイントが貯まりますので、気づくと思ったよりもポイントが貯まっているものです。普通に使っても毎月数百円分のポイントは貯まるでしょう。

支払いがスムーズ

ネットショッピングとクレジットカードは親和性が高く、その場でお支払いが終了し後は発送されるのを待つだけ、となることが多いです。
銀行振込でもネットバンキング等でスマホやパソコンから振り込めますが、ひと手間かかります。

店頭でも、少額であればクレジットカードを端末に差して暗証番号を入れるだけだったり、VISAカードのタッチ決済のようにタッチするだけでお支払いが終わる場合もあります。

特典がある、もらえる

クレジットカードによっては、特定のお店やサービスと提携していて、利用者に割引サービスがあったり、プレゼントをもらえることもあります。
またクレジットカードによっては、今までの使用金額によって商品券をくれたり、お食事やホテルの割引券をもらえることもあります。
空港ラウンジの使用などは、ステータスが高いクレジットカードの有名な特典のひとつです。

電子マネーが使える・チャージできる

iDなどの電子マネーがついたクレジットカードもあり、クレジットカード1枚でクレジットカードとしてだけではなく電子マネーとしても使えることがあります。電子マネーの利用明細も確認できるので便利です。

モバイルSuica等チャージ式の電子マネーにクレジットカードを登録するとスマホアプリ等でチャージできることもあります。クレジットカードによっては、電子マネーのチャージが一定の残額になると自動でチャージできるオートチャージ機能がある場合もあります。
クレジットカードにより、対応している電子マネーは異なります。

付帯保険がある

多くのクレジットカードには、海外旅行傷害保険やショッピングの保険がついています。内容はクレジットカードによって異なりますが、クレジットカードを利用して購入したものを落として壊れてしまったり、盗難に遭った場合に補償されたります。

海外旅行も別途保険に入る必要がないほど充実した内容のクレジットカードもあります。

大金を持ち歩かなくていい

限度額までの利用となりますが、高額な買い物をするときも現金を持ち歩かずカード1枚でお支払いができます。計画的に高い買い物をするときに、事前に一時的に限度額を上げることができるカードもあります。

支払いを遅らせることができる

クレジットカードは現金がなくてもお支払いができるので、現金を用意するのは次の支払い日までとなります。手持ちがなくてもお買い物ができて、1回払いや2回払いなら利息もつきません。

ステータスを感じる

クレジットカードにステータスを感じるかどうかは人それぞれですが、初めて持ったときには大人になった感じがしたり、自分もゴールドカードやプラチナカードを持てるようになったんだなあと思うこともあるでしょう。

職業や出身大学によっては専用のカードがありますし(弁護士専用クレジットカードや慶應義塾大学卒業生の塾生専用クレジットカードなど)、券面がかっこいいクレジットカードも多いです。

趣味や好きなブランドやお店のカードも多く、自己満足ではありますが所有欲を満たしてくれるカードを持つのは嬉しいものです。

クレジットカードのデメリット

不正利用された時に面倒

クレジットカード番号などが漏れたりすると、知らない誰かが自分のカードを使ってお買い物をする不正利用をされることがあります。

多くのクレジットカードでは不正利用分は支払わなくていいように補償されますが(利用から60日以内など条件あり)、カード自体は再発行となります。

公共料金などクレジットカード決済にしているサービスにはクレジットカード番号を登録してありますが、再発行となると番号が変わるため、登録をしなおす必要があります。

使った額を把握しにくい。つい使いすぎてしまいがち。

常に自分で気をつけていないと、クレジットカードで幾ら使ったのか、次の支払い日にはいくら支払うことになるのかを把握しにくいです。

ですが今は便利なアプリがあるクレジットカードがほとんどなので、利用料を把握することがとても簡単になりました。

まとめて支払う必要がある

これは大きなメリットであると同時に、デメリットでもあるかもしれません。
1,000円ずつ、2,000円ずつなら払えるけど、1ヶ月分の利用料を1回で支払うのは金額が多くなりがちです。

ETCカード、家族カード、追加カード

クレジットカードを発行するときには、付帯するカードを追加することができることが多いです。

ETCカード

ETCカードは、高速道路等の料金をクレジットカードで支払うことが出来るカードで、料金所や発券所もノンストップで通過できます。ETCカードの発行は無料なクレジットカードが多いようです。

2020年7月に国土交通省が全料金所を「ETCのみにする」という方針を発表したので、車を乗る人はレレンタカーしか使わなくても、高速に乗るならETCカードが必須となります※。

※クレジットカードがなくても「ETCパーソナルカード」など専用のチャージ式カードもあります。

家族カード

クレジットカードを発行する人の同居の親族名義のカードをプラスして発行することができる追加カードです。
クレジットカードは本人しか利用できません。
家族であっても、他人名義のクレジットカードを利用することはできません。
「家族カード」は、その家族の名義のクレジットカードになりますので、その家族が利用できます。

クレジットカードの名義は家族のものでも、クレジットカードを発行する本人の追加カードなので、使用料金は本人のカードで使ったものとして、限度額や支払日・支払い口座も本人のカードのものとなります。
明細は家族カードで利用したものがわかるようになっていることが多いのも安心です。

家族カードの発行は追加料金がかかることが多いようですが、無料のカードもあります。
また家族カードがないクレジットカードも多いです。

追加カード

1つのクレジットカード契約で2枚のカードを発行する制度がある場合もあります。
例えば、1つの契約でVISAカードとMastercardをそれぞれ発行する制度です。

クレジットカードのランクとステータス

一般カード

最も手に入りやすいカードで、最も普及しています。
一般的に限度額は低く抑えられています。
提携カードも多く、ガソリンスタンド、家電量販店、各種ブランドなど多種多様なカードがあり、特典や内容もさまざまです。

ゴールドカード

年会費が実質無料になるゴールドカードも多いですが、一般的には年会費数千円から1万円くらいが相場です。
属性が高い方はいきなり申し込んでも審査が通りますが、一般カードでクレヒスを育ててからランクアップする方法もあります。

アメックスの一般カードはステータスが高く、例えばアメックスの一般カードで俗に「アメックス グリーン」というカードは、年会費13,200円。他のブランドではゴールドカードクラスです。

プラチナカード

ゴールドカードよりさらにステータスが高いカードで、年会費2.5万円〜5万円くらい、中には10万円を超えるカードもあります。
普通の生活をしている分にはあまりメリットを感じられませんが、プラチナカードを持っている人はそれなりにクレジットカード利用額が多い方なので、ポイントや特典で年会費分くらいにはなることも珍しくないでしょう。

ブラックカード

普通の人は持つことができない最上位のクレジットカード。
それなりの規模の会社経営者や資産家が持つカードです。

クレジットカードの種類(ブランド)

クレジットカードには「国際ブランド」というものがあり、世界中に提携店がある世界ブランドのカードは世界中で利用できます。
「NICOS」などのカードは国際ブランドではなくローカルなクレジットカードブランドとなります。

VISA(ビザ)

世界中でシェアNo.1のブランドで、利用できる地域や店舗の数はダントツの1位です。

特にアメリカで強いといわれますが、日本でもVISA1枚あればほとんど問題ないほど普及しています。

VISA自体がクレジットカードを発行しているのではなく、提携している会社が発行しています。

日本では三井住友カード株式会社が発行する三井住友VISAカードが有名です。

Mastercard(マスターカード)

シェアNo.2のブランドで、ヨーロッパ方面に強いと言われています。
VISAと同じく自社ではカードを発行していません。

JCB(ジェーシービー)

日本の「国際ブランド」クレジットカードですので、日本に加盟店が多いです。 海外旅行の際に日本人へのサポートが充実しています。

American Express(AMEX、アメックス)

ステータスが高いとして人気のカードです。 日本では加盟店が少ないですが、JCBと提携しているためJCBが使える店舗ではAMEXも使えます。

Diners Club(ダイナースクラブ)

アメックスよりもさらにステータスが高く、グルメやトラベルを楽しむリッチな層向けの国際ブランドクレジットカードとなります。 最低年齢は27歳で、限度額の設定もありません。

世界で活躍するビジネスマンや富裕層が持つカードですが、JCBと提携しているため日本国内でも問題なく使えます。

銀聯(ぎんれん)カード

中国の国際ブランドクレジットカードで、中国の躍進にともない急激にシェアを伸ばしています。

クレジットカードの種類(発行元、提携)

クレジットカードはVISAなどのブランドのほかに、発行元でも区別できます。

まずは、クレジットカード会社が自社で発行している「プロパーカード」と、クレジットカード会社と提携している会社が発行している「提携カード」です。

プロパーカード

プロパーカードは、三井住友カードやJCBが自ら発行しているJCBカードが有名です。

プロパーカードは、ゴールドカードやプラチナカードへの招待が届くことがあり、将来的にステータスカードが欲しい方はプロパーカード一択です。 券面もシンプルで、ステータスが高いのが特徴です。

提携カード

提携カードは、航空会社と提携したJALカードやANAカード、ディズニーと提携したディズニーカード、百貨店と提携した高島屋カード、Amazonと提携したAmazonカードのように、クレジットカード会社が他の企業と提携しているカードです。

JALカードはマイルが貯まったり、AmazonカードはAmazonでの買い物でポイントが優遇されたり、特典が多いのが特徴です。

券面には提携企業のロゴやキャラクターが印刷されていることが多いです。
クレジットカード会社と提携企業の提携が切れるとクレジットカードが使えなくなる可能性があります。

クレジットカードは何枚持てばいいのか

クレジットカードの平均保有枚数は2.8枚ですが、クレジットカードは最低2枚もつといいです。
なぜなら、1枚が利用できなくなった時用です。

不正利用等されるとクレジットカードは再発行となり、新しいカードが届くまでの間使うことができなくなります。
また、うっかり不注意で支払い日に口座残高が足りない、限度額まで使ってしまった、などで使えなくなる場合もあります。
2枚目のカードがあればこんな時でも大丈夫。

もうひとつ2枚あったほうがいい理由は、違うブランドのカードを持つことです。
JCBカードは使えるけどVISAは使えないお店、または逆にVISAは使えるけどJCBは使えないお店などもあります。

1枚目のカードは、普及率が一番高いVISAカードが無難です。
2枚目は、自分がよく使うお店やサービスで特典があるVISA以外のカード。

ただし、複数枚クレジットカードがあると、利用額や支払い日の管理も複雑になりますので、気をつける必要があります。
クレジットカードの枚数は2枚か3枚くらいがベストでしょう。

初めてにおすすめのクレジットカード

初めてクレジットカードを持つということは、クレヒスがありません。信用情報機関に情報がないので、属性だけで審査されます。このため審査難易度が低いカードが無難です。

国際ブランドは普及率が高いVISA
そのうえで、年会費無料のカード。 そして、アプリやネットのマイページが見やすいカードがいいでしょう。
あまりクレジットカードを利用しない予定なら、ポイント還元率はそれほど気にしなくても大丈夫。
いっぱい使う予定なら、ポイント還元率が高いカードを選びましょう。

ガソリンを多く使うならガソリンスタンドで優遇されるカード、飛行機に多く乗るならマイルが貯まるカード、Amazonを多く使うならAmazonカードやJCBカード、楽天で多く買い物をするなら楽天カード、Suicaのオートチャージを使いたいならオートチャージがあるVIEWカードなど、自分の生活に合わせて選ぶこともできます。

以下で、初めて手にする方におすすめのクレジットカードをピックアップしました。

三井住友カードNL

年会費無料
ポイント還元率0.50% 〜 5.00%
国際ブランドVISA、Mastercard
追加カードETCカード、家族カード
電子マネー機能iD、WAON
発行元三井住友カード株式会社

カードに番号がない最短5分で即時発行という新時代のカード。
日本のクレジットカードNo.1の三井住友カードが発行する、新時代にしてスタンダードとなる一般カードです。
コンビニ(セブンイレブンローソン)やマクドナルドで「タッチ決済」をすると最大5%還元となる、コンビニ利用するならとってもお得なクレジットカードです。
プロパーカードなので、将来的に三井住友ゴールドカードやプラチナカードを狙う方にもおすすめ。
アプリやネットのマイページもわかりやすくて使いやすい。
一般カードでまず一番最初に考えるべきおすすめクレジットカード

ちなみに筆者は個人事業主ですが、三井住友カードの一般カードからはじめてゴールドカードへ、インビテーションをいただきプラチナカードへとランクアップしました。
一般庶民の生活しかしていない私には、正直プラチナカードであるメリットはあまりありませんが、一生に一度くらい持ってみようと思って手にしました。
比較的審査が厳しいと言われている三井住友カードですが、個人事業主でもきちんとクレヒスを育てることで、プラチナカードを持つことも可能でした。

楽天カード

年会費無料
ポイント還元率1.00% 〜 3.00%
国際ブランドVISA、Mastercard、JCB、AMEX
追加カードETCカード、家族カード
電子マネー機能楽天Edy
発行元楽天カード株式会社

楽天市場のお買い物で使用すると楽天ポイントが+2倍になるお得なカード。
審査がやさしめという評判なので、属性に自信がない方が初めて持つカードとしておすすめ。
まずは楽天カードでクレヒスを育て、欲しい目当てのカードに挑戦するのも定番です。
とはいえ、楽天カード自体とてもいいカードだし、楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカード、楽天ブラックカード(プラチナカード相当)へのステップアップもできるので、メインの一枚としてもおすすめできます。

JCB CARD W

年会費無料(39歳まで)
ポイント還元率1.00% 〜 5.50%
国際ブランドJCB
追加カードETCカード、家族カード
電子マネー機能なし
発行元JCB

JCBのプロパーカードで一般ランクのカード。
39歳までに入会するとその後もずっと年会費無料。
通常のJCBカードよりも還元率が2倍
Amazonセブンイレブンではさらにお得になるカードです。
JCBのポイントはAmazonで利用できるので、Amazon利用者はJCBがおすすめ。
JCBのプロパーカードなので、JCBのゴールドカードやプラチナカード、さらに最上位のJCBザ・クラスを目指す人にも。

リクルートカード

年会費無料
ポイント還元率1.20% 〜 3.20%
国際ブランドVISA、Mastercard、JCB
追加カードETCカード、家族カード
電子マネー機能なし
発行元株式会社リクルート

ポイント還元率が1.2%〜と高還元率で人気のカードです。
貯まったポイントは、dポイント、Pontaポイントになどに交換可能。
特定の利用場所ではなく、どこでも常時1.2%という高還元率なので、ポイントが欲しいけど使う場所を限定するのは面倒くさい、という方に特におすすめなクレジットカードです。
リクルート提携のお店(じゃらん、ポンパレモールなど)はさらに還元率が上がるので、それらをよく利用される方にも。
年会費無料のカードにしては付帯保険も充実しています。

いつかは欲しいステータスカード

一般人でもなんとか手が届くステータスカードはプラチナカードまでです。
その上のブラックカードはごく一部の限られた者しか手にできません。

クレジットカードでステータスを誇る時代ではないですが、海外旅行や観劇などエンターテイメントを多く楽しむ余裕のある方は、持っているメリットも大きいのがプラチナカードです。

一般人はゴールドカードで充分でしょう。
ゴールドではない一般カードは限度額が低いことが多いため、クレジットカード利用額が多い方はゴールドカードがおすすめです。

三井住友VISAプラチナカード

三井住友カードの最高クラスカードです。
条件は30歳以上で年会費は55,000円。
インビテーション(招待)だけではなく自ら申し込むこともできるカードです。

JCBザ・クラス

JCBカードの最高ステータスカードで、JCBプラチナカードとは異なり、JCBカードの利用実績を重ねて、JCBから招待されることで初めて持つことができる国内発行では最高クラスのクレジットカードです。
欲しい方は、JCBカードのプロパーカード(JCB自体が発行しているカード)を持ち、JCBゴールドカード、JCBプラチナカードへとランクアップしていき(属性が高いかたは最初からJCBプラチナカードでもOK)、履歴を育てていくと、そのうちインビテーション(招待)がくるでしょう。
年会費は55,000円。

ダイナースクラブ プレミアムカード

年会費は143,000円。
一般カードでもステータスが高いダイナースクラブの上位カードです。

American Express プラチナカード

金属製。年会費143,000円。
アメックスの上位カード。

最上位には「センチュリオン カード」という年会費385,000円のカードがありますが、一般人には入手不可能。
センチュリオン カード保持者の平均年収は約2億円とのこと。。

LUXURY CARD Black Card

24金でコーティングされたカード。
年会費220,000円。
2008年創業の新しいカード会社で、米国・日本・中国のみで発行。
提携国際ブランドはMastercard。