人生100年時代が現実となりつつあり、勉強は20代前半まで、という今までのライフプランは変更を余儀なくされています。
30代になっても50代になっても、新たな挑戦と勉強、学び直しが必要な時代です。
一方、外で勉強を出来る環境がとても少ない。
家の中で勉強をすることが出来ない状況もありますし、
勉強をする場所は勉強をするだけの場所として決めたほうが、集中力が上がるという研究報告もあります。
大人なら経済力があるのが一般的ですが、民間の有料自習室は正直言ってあまり質が良くないです。
もちろん、小中学生をはじめ生徒・学生が、親の収入に関わりなく勉強に打ち込むことが出来る環境をつくることは、大人の責務でしょう。
誰でも安心して勉強をできる施設を整えることが、これからの基礎自治体にとって必要になるのではないでしょうか。
例えば港区は、「生涯を通じて豊かな学びを支える図書館」計画を推進しています。
現在自習禁止としている自治体も、時代の流れに従い変革されることを期待します。
この記事では、東京23区のすべての区について、公立図書館で自習可能なのかどうかを調べた結果を掲載します。
また、区別の図書館や自習場所まとめ記事へのリンクを掲載します。
多くの公立図書館は、図書館内の閲覧席を「図書館の資料を閲覧する、資料を使って研究・調査・学習をする」ための席と位置づけています。
このため、基本的には、「持ち込み資料だけによる自習は禁止」としています。
この基本スタンスは、地域の学外者に一般開放している大学図書館も変わりません。
持ち込み資料だけによる自習が出来る図書館はとても珍しい、というのが現状です。
自習可能としている区
公的に自習をしてもよい、といしている区は、5区だけでした。
とても進んだ考え方、地域住民のことを考えた図書館運営をされていると言えるでしょう。
- 中央区
- 港区
- 千代田区
- 品川区
- 台東区
自習可能な図書館もある区
区内のすべての公立図書館ではなく、自習が可能な図書館をいくつか設置している特別区は、3区でした。
- 葛飾区
- 荒川区
- 墨田区
原則自習禁止(持ち込み資料だけの自習)としている区
基本通り、閲覧席は図書館の資料を閲覧するための席、としている特別区です。
- 渋谷区
- 新宿区
- 文京区
- 杉並区
- 目黒区
- 豊島区
- 中野区
- 江東区
- 板橋区
自習可能なのかどうか不明な区
図書館のホームページ、または特別区のホームページ上に、自習についての記述が見当たらない図書館です。
おそらく原則通り、持ち込み資料だけによる自習、は不可だと思います。
- 世田谷区
- 大田区
- 練馬区
- 北区
- 足立区
- 江戸川区